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〓〓〓■■■■−中小企業ネットマガジン〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
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■■ 編集&発行=e−中小企業庁&ネットワーク推進協議会
http://www.chusho.meti.go.jp/e_chusho/index.html
中小企業庁/中小企業基盤整備機構
□━━━━━━━━━━━Vol.401/2009.10.14━━━━━━━━━━━━━□
◆今週の巻頭コラムは、50年以上も前から標準歯車に着目してきた中小企業を
ご紹介します。(S.K.)
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★巻頭コラム★
標準品が業界スタンダードになる場合も
◆モノ作りの中で、部品が標準化されていれば、加工でもメンテナンスでも作
業が楽に進む。部品点数が多ければ多いほど、標準化のメリットが発揮される。
例えば部品が壊れた場合、補修する必要が生じるが、標準化されていれば、必
要部品も在庫されているため、直ぐに補修できることになる。また部品が標準
化されていることでモジュール化への対応も比較的容易に行える。
◆株式会社小原歯車工業(埼玉県川口市)は標準歯車のトップメーカー。「K
HK標準歯車」はブランド名になっている。同社が標準歯車に着目したのは50
年以上も前のことだという。旋盤用歯車は摩耗や欠損が激しく消耗品だった。
消耗品一つ一つを注文生産でこなしていたのではコスト高になり顧客ニーズに
対応できない。そこで旋盤用替歯車として標準化してしまえば、歯の部分が摩
耗しても、欠損状態になっても直ぐに新しい歯車を提供できると考えた。
◆標準品を持つということは当然、在庫が増えることになるが、顧客ニーズに
確実に応えることが出来る。同社は「30年前の歯車が損傷してもすぐに交換
できる」(小原敏治社長)というほど標準歯車に力を入れてきた。今では歯の
数や大きさ、形状、素材別に独自に規格化し、140品目7000種類もの歯
車標準化を実現しており、工作機械から精密加工機械、精密ロボットまで、歯
車を用いるものには何でも対応できるようになっている。
◆1社が規格化して標準品を作った場合、単に1社のみで終わらないケースが
ある。「業界スタンダード」として発展するケースだ。製品が多くのユーザー
の支持を受ければ、当然、業界標準になる。同社にしても標準品を高い技術で
作り続けた結果、市場から高く評価され、業界標準へと発展したものも数多
い。業界スタンダードの製品を持つことで、企業として新たな展開が可能にな
るわけだ。
◆標準品と特注品だけではユーザーからのニーズに十分応えられなくなってい
るのも事実だ。標準品はレパートリーが少ないし、特注品は納品スピードに難
がある。そこで同社が力を入れている分野に追加工歯車がある。ユーザーの仕
様に合わせ標準品をベースに新たな加工をするもので、追加工品が新たな標準
品に発展する可能性を秘めている。(編集子)
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★こんにちは! 中小企業庁です!★
中小・小規模企業を全力をあげて応援します!
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☆☆☆今週の主なニュース☆☆☆
◆地域巡回セミナー(下請代金法講習会及び弁護士無料相談会)の開催
より多くの企業の方々に下請代金法を学んでいただくため、より身近な全国
246か所の地域において、下請代金法講習会を開催いたします。
併せて、弁護士による取引のトラブルに関する無料相談会を開催いたします。
(事前予約制)この機会に是非参加下さい。費用は無料です。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2009/091007LocalVisitSeminar.htm
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◆「モバイル中小企業庁」配信中
各地の経済産業局の取組みなど独自のコンテンツを掲載しているモバイルサイ
トのほか、モバイルメルマガでは中小企業の皆様に有益な情報をタイムリーに
配信しています。http://chusho.mjmk.jp/
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★今週のトピックス★
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◆◆◆全国向け◆◆◆
1.JVA2010(Japan Venture Awards 2010)応募者を募集(中小機構)
◆JVA2010は起業家精神に富む経営者、起業を通じて自らの夢を実現した経営
者、地域社会や経済に貢献した経営者などを募集し、表彰する制度です。募集
は11月20日まで。表彰式は来年2月2日に東京国際フォーラムで行います。
http://j-venture.smrj.go.jp/jva2010/index.html(詳細)
http://j-venture.smrj.go.jp/regist2010/index.html(申し込み)
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2.「北米販路開拓セミナー」の開催(ジェトロ)
◆11月10日にヒルトンプラザウエスト(大阪・梅田)、同月12日にジェトロ本
部(東京・赤坂)で。「ニューヨーク国際ギフトフェア」の最新情報や北米進
出の成功のカギなどを紹介します。参加無料。締切は10月28日。
http://www.jetro.go.jp/events/seminar/20090928009-event
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◆◆◆東北地域◆◆◆
3.「東北6県合同企業説明会」(求職者向け)開催・出展企業等の募集開始
(仙台市12/15 東京都2/8)
◆東北6県合同企業説明会実行委員会では、東北各県及び各県が設置するジュ
ブカフェが連携、共同して取り組む標記説明会を開催します。スケールメリッ
トを活かし東北各地の企業が必要とする人材の確保を目的としています。
出展料は無料。出展申込み期限10月30日
http://www.tohoku.meti.go.jp/sangyo_jinzai/koyo/090925kigyosetsumeikai.html
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4.東北大学連携ビジネスインキュベータ(T−Biz)の賃貸
◆(独)中小企業基盤整備機構東北支部では、中小企業新事業活動促進法に基
づき整備した、大学連携型起業家育成施設(賃貸事業場)について、施設賃借
申し込みを受付中。どうかご活用ください。
http://www.tohoku.meti.go.jp/shinki/shienka/shinkishienka091001.html
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5.東北食材輸出ワークショップの開催
◆ジェトロは東北の食品・食材の一層の輸出促進を目指し、海外(米国、中国
ロシア、フランス)からシェフ、バイヤー、メディアを招へいし、セミナー、
招へいシェフ等による調理ワークショップ、輸出商談会などを開催します。
[日時]12月5日(土)9:00〜19:00
[場所]仙台市内 [申込み期限]10月16日 [参加費]無料
http://www.jetro.go.jp/jetro/japan/sendai/events/20090930186-event
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◆◆◆関東地域◆◆◆
6.「産業交流展2009」開催のご案内! (東京都)
◆首都圏の中小企業による国内最大級の展示会で、今回は全国から先駆的な中
小企業が数多く出展する全国新エネルギー及びロボット技術・製品展示ゾーン
を設置。 メインステージでは、東京大学大学院教授で伊藤元重氏の講演など。
[日程]11月4日(水)〜6日(金)
[場所]東京ビッグサイト [参加費]無料
http://www.sangyo-koryuten.jp/
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7.セミナー「現場力、職場力をきたえる!現場活性化の進め方」
◆川崎市産業振興財団では、「5Sやムダ取りがマンネリ化」などの悩みを解
決するためのセミナーを開催します。受講料1000円。定員30名(先着順)。
[日時]10月21日(水)18:20〜20:50
[会場]川崎市産業振興会館
http://www.kawasaki-net.ne.jp/event/091021.pdf
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8.「農商工連携フォーラム」の開催
◆神奈川中小企業団体中央会は、パネルディスカッション及び先進事例紹介を通
じて、農商工連携の活用のあり方を探ります。参加費無料。定員150名。
[日時]10月22日(木)13:10〜16:20
[場所]ひらつかアリーナ(神奈川県平塚市)
http://www.chuokai-kanagawa.or.jp/topics/topic.asp?Id=3647&wn=
なお本フォーラムは、湘南ひらつかテクノフェア2009のイベントとして開催しま
す。http://www.shokonet.or.jp/hiratuka/tecno/top.htm
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9.事業承継フォーラム2009「事業承継の今、そしてこれからのあり方」を開催
◆10月28日に日経ホール(東京都千代田区)で開催。資生堂名誉会長福原義春氏に
よる基調講演、支援事例を紹介するトークセッション、経営者・支援専門家を招い
たパネルディスカッションを行います。事前登録制。入場無料。
http://jigyoushoukei2009.smrj.go.jp/
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◆◆◆中部地域◆◆◆
10.セミナー「『ヒット商品』開発までの道のり」開催のご案内
◆ぎふIT・ものづくり協議会、(財)ソフトピアジャパンは、「pomera」や
「LightBike(ライトバイク)」を生み出した企業の開発関係者と両製品に関係
が深い慶應義塾大学教授 印南一路 氏を招き、新製品開発の苦労や発売への
決め手などについてのセミナーを開催します。参加費は無料。定員150名。
[日時]10月28日(水) 14:00〜17:00
[場所]ソフトピアジャパンセンタービル(岐阜県大垣市)
http://sweet-valley.jp/modules/eguide/event.php?eid=40
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◆◆◆近畿地域◆◆◆
11.「知財ビジネスマッチングフェア2009」の開催のご案内
◆特許庁、近畿経済産業局、近畿知財戦略本部では、約 200の企業・大学・研
究機関等が出展し、開放特許や知的財産をもとにした新たな製品・サービスを
紹介する標記イベントを開催します。参加費は無料。
[日程]10月21日、22日
[場所]インテックス大阪(大阪市住之江区)
http://www.chizaifair.jp/
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12.「ものづくり企業のための 不況を生き抜く0(ゼロ)円」講座の開催
<機械等設計/加工コース>
◆大阪商工会議所では、下請企業から小さくても強い提案型企業へ転換すること
を目的に自社技術・技能の分析、熟練技術のデジタル化、ITツールを生かした
新手法と従来手法との融合などを学ぶ講座を開講します。
[日程]11 月 7 日(土)〜12 月 12 日(土) の毎週土曜日、13:00〜17:00
11月24日(火)〜27日(金)いずれか半日間で工場見学
[場所]大阪産業大学 [定員]30名 [参加費]無料
http://www.osaka.cci.or.jp/zero/kikai/course.html
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13.梅田セミナー「求む!イノベーションに対応できる管理職」(中小機構)
◆11月10日に中小機構経営支援プラザUMEDA(大阪市北区)で開催します。
管理職の役割を再認識し、企業が求めるイノベーションに対応できる能力とは
何かを考えていきます。参加費は無料。定員は70名(先着順)。
http://www.smrj.go.jp/kinki/talent/038423.html
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14.「新現役・エリアフォーラムin近畿」の開催(中小機構)
◆10月30日に大阪商工会議所(大阪市中央区)にて開催。新現役(企業OBな
ど)を活用して経営力の向上を図る中小企業支援施策を講演やパネルディス
カッションなどで紹介します。参加は事前申し込み・無料。
http://shingeneki.smrj.go.jp/news/049484.html
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15.セミナー「社長!e-コマースはうまく行ってますか?」(中小機構)
◆11月5日に国際カンファレンスプラザ(大阪市中央区)、同月6日に福井県繊
協ビル(福井市)で開催。繊維業界でのe−コマースの二つの先進事例から生
きたe−コマースを学びます。参加費は無料。申込締切は10月30日。
http://www.smrj.go.jp/keiei/seni/qr/kn21/049474.html(大阪)
http://www.smrj.go.jp/keiei/seni/qr/kn21/049507.html(福井)
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◆◆◆九州地域◆◆◆
16.「第10回全九州半導体技術フォーラム」開催のご案内
◆九州半導体イノベーション協議会(SIIQ)では、半導体関連産業におけ
る効果的な産学官連携、情報交換及び技術・ビジネスマッチングを図ることを
目的に全九州半導体技術フォーラムを開催します。参加費は無料。
[日時]10月28日(水)
フォーラム:14時〜17時30分 交流会:18時〜19時30分
[場所]北九州学術研究都市 会議場「メインホール」
http://www.siiq.jp/g02.html
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★支援機関ニュース★
◆中小企業ビジネス支援ポータルサイト【J-Net21 施策活用企業事例】
中小機構支部や都道府県等中小企業支援センター等の事業を活用して、さらな
る発展をとげた企業の事例をご紹介。支援のくわしい内容がわかります。
http://j-net21.smrj.go.jp/know/shisaku/
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◆月刊『石垣』10月号発刊のお知らせ
【特集】「家業は私が守る」嫁と娘の奮闘記
【まちの解体新書】 栃木県小山市
本誌は、中小企業経営者らの経営判断に資するような、上質でしかも俯瞰的に
選別された情報を提供する「日本商工会議所のビジネス情報誌」です。
http://www.jcci.or.jp/nissyo/publication/ishigaki/ishigaki.html
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◆中小企業関係機関リンク集
http://www.chusho.meti.go.jp/link/index.html
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★調査・研究レポート等★
◆官公需発注情報(更新日 10月13日:全国中小企業団体中央会)
http://www2.chuokai.or.jp/hacchu.asp
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◆商工中金の危機対応業務への取り組みについて
http://www.shokochukin.co.jp/newsrelease/pdf/nr_091007_01.pdf
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◆中小企業の地域別景況(2009年9月調査:商工中金)
http://www.shokochukin.co.jp/report/keikyo/pdf/cb2009chiiki10.pdf
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◆日系米国法人のカナダ官公庁関連工事受注を工事履行保証によりサポート
http://www.shokochukin.co.jp/newsrelease/pdf/nr_091006_01.pdf
……………………………………………………………………………………………
◆日本商工会議所経済部と商工中金の「中小企業における円滑な事業承継の推
進に関する提携」について
http://www.shokochukin.co.jp/newsrelease/pdf/nl_090930_01.pdf
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◆早期景気観測調査(9月調査・9月30日発表:日本商工会議所)
http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html
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★編集後記★
◆いつもe−中小企業ネットマガジンをご愛読いただきまして、どうもありが
とうございます。
「豚一(ぶたいち)様」。
これって誰のあだ名か分かりますか?徳川15代将軍の慶喜公です。「豚肉好
きの一橋公」なので豚一です。当時豚肉を食べる習慣はなかったので、相当珍
しかったようです。
今日10月14日は豚一様こと徳川慶喜が大政奉還を行った日です。明治という新
しい時代が実質がスタートしたことになります。15人の徳川将軍の中で最も長
寿で(77歳)最も将軍在位が短かったのも彼です(10ヶ月)。
彼に対する評価は、かなり分かれるところです。家康の再来、日本を二分して
戦うことを避けた英雄と言う人もいれば、鳥羽伏見の戦いの時に逃げ出した卑
怯な将軍と言う人もいます。
しかし、時代の転換期を生き、難局に何度も直面したことは間違いありません。
彼の人生をたどってみて、自分が彼ならばどうしていたかと考えてみると、今
の時代に学べることがあるような気がします。
今週も最後までお読み頂き本当にどうもありがとうございました。(S.K.)
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chusho-netmagazine@meti.go.jp
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に引用することが可能です。ご不明な点は上記の編集局までお問い合せ下さい。
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