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〓〓〓■■■■−中小企業ネットマガジン〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
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■■ 編集&発行=e−中小企業庁&ネットワーク推進協議会
http://www.chusho.meti.go.jp/e_chusho/index.html
中小企業庁/中小企業基盤整備機構
■━━━━━━━━━━━Vol.374/2009.04.01━━━━━━━━━━━━━■
★巻頭コラム★
自動機よりも熟練の技が必要
◆「新鋭の自動化機械を導入するか、熟練工に頼るか−」。金属加工を営む中
小企業が常に悩むテーマだ。新鋭機を導入する場合、多額の設備資金が必要だ
し、期待通り成果が上がるかどうかも不安だ。それでは「職人を」と考えても、
熟練工は一朝一夕に生まれないし、素晴らしい技能を持った「職人」が簡単に
就職してくれるかどうか分からない。
◆株式会社南雲製作所(新潟県上越市)は精密金型や精密部品のメーカーだ。
同社はかつて「脱職人を目指し、自動化機械を大量に導入した」(南雲信介
社長)ことがある。自動化機械を駆使することで、均質なものは作れたが、期
待以上にはいかなかった。金型生産は職人の勘と永年培った技術に負うところ
が大きい。「金型設計や部品加工はノウハウの塊であり、熟練の技がものをい
う世界」(同)だったのだ。この反省から、今は職人の技を最大限に発揮した
モノづくりに徹しているという。
◆無論、新鋭マシンを導入しないわけではない。すべてを旧来の作業に頼って
いたのでは効率が上がらず、厳しい競争に太刀打ちできない。ただ「機械だけ
ではだめ」(同)であり、機械と熟練の技がマッチしてこそ、優れた製品が生
まれ、顧客の信頼に応えることが可能になる。同社では永年の経験と知識を持
つ技術者をそろえることで、ハイレベルな職人集団形成を目指している。
◆例えば「金型は研磨に始まって研磨に終わる」(同)といわれるが、最終仕
上げは研磨技術に長けた職人の技に頼る必要がある。微妙な最終研磨作業を機
械だけに任せるわけにいかない。職人の感覚と感性が必要になる。指先に伝わ
る材料の温もり、機械の研磨音などを敏感に感じ取る。そして研磨材やマシン
を微調整しながら、完成品に仕上げていくのだ。いくらコンピューターを駆使
しても職人の持つ感覚には負けるケースが多い。この感覚は長い間、職人から
職人に受け継がれ、熟練の技となっていく。
◆2007年度に同社の「情報機器用樹脂成形金型の研究開発」が経済産業省
から「中小ものづくり高度化法」の認定を受けた。1台のマシニングセンター
だけで製作できる金型を目指したものだ。実現すれば複数の工程が1工程に集
約できる。すでに独自開発したオイルリングのプレス金型では、抜く、切る、
つぶす、折る、曲げる、畳むといった加工を従来の3工程から1工程にした実
績を持つ。しかしマシニングセンターの開発にも熟練の技が必要なことは言う
までもない。日本のモノ作りの原点は職人の技、熟練の技にありそうだ。
(編集子)
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》》》》こんにちは! 中小企業庁です!《《《《
中小・小規模企業を全力をあげて応援します!
◆少子高齢化に伴う国内市場の縮小に直面する中、アジアをはじめ、成長する
海外の市場へ、中小企業の輸出及びパートナーの確保を促進できるよう、中小
企業の海外市場開拓支援プログラムを策定しました。
これに基づき、ジェトロや中小機構等の支援機関の活用により、ハンズオン
支援体制を強化し、海外市場の販路を開拓しようとする中小企業を施策利用者
の目線から応援していきます。
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kokusai/2009/090304OverseasProgram.htm
◆注意喚起!「手助けのふりをした勧誘・斡旋にご注意下さい!」
中小企業倒産防止共済制度などの勧誘・斡旋を装い、年会費や保証料を振り
込ませる、といった事例が発生しています。くれぐれもお気を付け下さい。
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/soudan/2009info.htm
◆雇用情勢が厳しさを増す中、「中小企業緊急雇用安定助成金」の申請が増加
しています。このため、本助成制度の活用を希望する中小・小規模企業の皆様
が電話で気軽に相談できる「なんでも相談ホットライン」を、3月2日から開
始しました。
☆電話番号 0570−009111(通話料:利用者負担)
☆受付時間 平日:9時〜19時、土曜日:10時〜15時
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☆☆☆「METI Journal 3・4月号」の発行☆☆☆
◆3月4日(水)、「METI Journal 3・4月号」がホームページにアップさ
れました。
今号の特集は、「縮み志向から未来志向へ!不況に負けない、中小企業」で
す。その他に、未来型農業生産システム「植物工場」ほか各地域での取り組み
などをご紹介します。ぜひご覧下さい!
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/publication/data/2009_03.html
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▲「モバイル中小企業庁」配信中▲
◆中小企業施策の紹介や各種セミナーの開催案内など、携帯電話で情報収集で
きるサービスを行っています。
配信をご希望の方は下記URLをご覧下さい。
http://chusho.mjmk.jp/
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第21回「中小企業優秀新技術・新製品賞」入賞35作品の決定
◆中小企業庁後援、りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社の共催による第
21回「中小企業優秀新技術・新製品賞」入賞作品が、全国から300件を超
す応募から、特に優れた作品として35件選ばれました。トップ賞の中小企業
庁長官賞は、株式会社マイクロエミッションの「ハンディ元素分析器(MH−
5000)」でした。詳しくは以下のURLをご覧下さい。
http://www.resona-fdn.or.jp/
[問い合わせ先]
りそな中小企業振興財団 事務局(吉村)電話:03−3444−9541
日刊工業新聞社 日刊工業産業研究所(山下)電話:03−5644−7113
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★今週のトピックス★
【全国向け】
1.「2009年度中小企業経営革新ベンチャー支援事業」公募について(〜4/28:東京)
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【関東地域】
2.「中小企業のための『くるみん』セミナー」の開催 〜従業員101人以
上の企業に次世代法への対応が義務付けられます!〜(4/21:横浜)
……………………………………………………………………………………………
【中部地域】
3.名古屋のインキュベーション施設で入居者募集 (〜4/24:名古屋)
……………………………………………………………………………………………
【四国地域】
4.四国限定・経営セーフティ共済普及事業サンポートセミナー
「企業力アピールのための潜在力強化策」の開催(4/22:高松)
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◆◆◆全国向け◆◆◆
1.「2009年度中小企業経営革新ベンチャー支援事業」公募について
◆IPA(独立行政法人情報処理推進機構)では、「2009年度中小企業経
営革新ベンチャー支援事業」の公募を3月16日〜4月28日の間、行ってい
ます。
詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.ipa.go.jp/about/press/20090316.html
[公募に関する問い合わせ先]
独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア開発事業部
中小企業経営革新ベンチャー支援事業公募担当
E-mail:09itv-kobo@ipa.go.jp
なお、公募開始に伴いまして、公募説明会を開催致します。
詳細については下記URLLでご確認下さい。
http://www.ipa.go.jp/software/2009/index.html
[公募説明会に関する問い合わせ先]
独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア開発事業部
ソフトウェア開発グループ公募説明会担当
E-mail:09softy@ipa.go.jp
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◆◆◆関東地域◆◆◆
2.「中小企業のための『くるみん』セミナー」の開催
〜従業員101人以上の企業に次世代法への対応が義務付けられます!〜
◆平成23年度から、次世代育成支援対策推進法(次世代法)に基づく「一般
事業主行動計画」の策定が、従業員101人以上の企業に義務付けられます。
これを踏まえ、NPO法人ソシオバランスでは、(社)神奈川県経営者協会、
神奈川県中小企業団体中央会の後援の下、標記のセミナーを開催します。
本セミナーでは、これからの時代をリードする中小企業が、経営戦略として
の人的資源管理にどう取組むべきなのか、そして、「くるみんマーク」(次世
代認定マーク)取得のメリット等についてわかりやすく解説します。
日 時:平成21年4月21日(火)14:00〜16:00
場 所:産業貿易センター 720号室(横浜市中区山下町2番地)
受講料:無料
内 容:詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.socio-balance.com/kurumnin.pdf
[申込み・問合せ先]
NPO法人ソシオバランス くるみんセミナー係
E-mail:info@socio-balance.com
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◆◆◆中部地域◆◆◆
3.名古屋のインキュベーション施設で入居者募集
◆中小機構中部支部は、名古屋医工連携インキュベータとクリエイション・コ
ア名古屋の入居者を募集しています。
募集しているのは名古屋医工連携が試作研究室タイプ(60平方メートル)
2室と実験室タイプ(30〜60平方メートル)2室、クリコア名古屋が試作
開発室タイプ(52平方メートル)1室です。
受け付けはいずれも4月24日まで。
詳しくは下記のURLをご覧下さい。
http://www.smrj.go.jp/
[問い合わせ先]
中小企業基盤整備機構 中部支部 支援拠点サポート課
電話:052−201−3009
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◆◆◆四国地域◆◆◆
4.四国限定・経営セーフティ共済普及事業
サンポートセミナー「企業力アピールのための潜在力強化策」の開催
◆中小機構四国支部は、平成21年度の標記セミナーの開催日程(毎月1回)
をまとめました。
第1回は4月22日に「企業の実力アップを収益に結びつける」をテーマに
開催します。開催場所は高松シンボルタワー(高松市)のe−とぴあ・かがわ
「BBスクエア」。
受講料は無料。毎回定員は先着30名。
第1回の申し込み締め切りは4月8日。
申し込み方法など詳しくは下記のURLをご覧ください。
http://www.smrj.go.jp/shikoku/manage/consult/045240.html
[問い合わせ先]
中小企業基盤整備機構 中国支部 共済普及課
電話:087−823−1325
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★支援機関ニュース★
海外での事業展開に関心のある中小企業の皆様へ
〜海外展開資金が従来より使いやすくなります!
◆日本政策金融公庫では、海外での事業展開に関心のある中小企業の皆様のた
め、平成21年度より、海外展開資金の対象を大幅に拡充致します。
現行制度からの大きな変更は次の三点となります。
(1)貸付対象業種の制限が撤廃され、原則として全業種が対象となるほか、
対象要件が緩和されます。
(2)設備資金に加え、運転資金も融資の対象となります。
(3)無担保融資については、金利引き下げ措置(0.3%の金利引き下げ)
が新たに追加されます。
なお、以上のポイントについては、一部例外や条件が設定されている場合も
ございます。詳細は、以下の問い合わせ先にお尋ね下さい。
[問い合わせ先]
株式会社 日本政策金融公庫中小企業事業 相談センター
東京:03−3270−1260 名古屋:052−551−5188
大阪:06−6314−7627 福岡:092−781−2396
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◎「特別相談窓口」の相談態勢の強化について◎
〜電話相談時間の延長および土日の電話相談〜
◆商工中金は、現在開設している「中小企業特別相談窓口」で、中小企業の皆
さまからの融資相談に、より円滑かつ迅速に対応するため、既に実施している
相談態勢を3月末日まで延長しました。
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://www.shokochukin.co.jp/newsrelease/pdf/nl_081230_02.pdf
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☆日本政策金融公庫は
中小企業・農林漁業のみなさまを全力で応援します!
◆株式会社日本政策金融公庫は、現在の深刻な金融経済環境の影響を受けてい
る中小企業・農林漁業のみなさまの資金繰りを支援するため、セーフティネッ
ト貸付を取り扱っております。
詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.jfc.go.jp/c_news/safetynet.html
また、当公庫では、年度末に向けた相談態勢拡充の一環として、毎週土曜日
に全国10支店で相談窓口を開設し、来店される中小・小規模企業のお客さま
に対する相談を実施しています。
詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.jfc.go.jp/common/pdf/t_news_090122_a.pdf
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愛媛県と商工中金が連携した「えひめ子育て応援企業ローン」の県内第1号
〜株式会社アテックスに対し、3月19日、運転資金を融資〜
◆商工中金(松山支店)は、3月19日、「えひめ子育て応援企業ローン」の
第1号案件として、株式会社アテックス(本社:愛媛県松山市、代表者:村田
裕司氏)に対し、運転資金を融資しました。
本ローンは、愛媛県から「えひめ子育て応援企業」として認証された企業の
皆さまを対象とし、事業に必要な設備資金・運転資金をご融資するものです。
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://www.shokochukin.co.jp/newsrelease/pdf/nl_090323_01.pdf
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地元名産品の「昆布」を担保として融資枠設定
〜商工中金と福井銀行、敦賀信用金庫がABL協調融資枠設定〜
◆商工中金(福井支店)と福井銀行、及び敦賀信用金庫の3行は協調してヤマ
トタカハシ株式会社(本社:福井県敦賀市)に対し、「昆布」を担保とする
「シンジケートローン型アセット・ベースト・レンディング(ABL)」契約
を締結しました。
詳しくは下記URLをご覧下さい。
www.shokochukin.co.jp/newsrelease/pdf/nl_090327_01.pdf
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★調査・研究レポート等★
◆2009・2010年度経済見通し(商工中金)
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://www.shokochukin.co.jp/report/mitoshi/pdf/cb_2009-10.pdf
……………………………………………………………………………………………
◆早期景気観測調査(2009年3月調査・3月31日発表:日本商工会議所)
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html
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▼「経営セーフティ共済」を賢く活用して節税を!▼
◆中小機構が運営する「経営セーフティ共済」では、積み立てられた掛金は税
法上、法人の場合は損金に、個人の場合は必要経費に算入できます。
また、決算期に翌年度分の掛金を納付すると本年度分の掛金として全額が経
費に算入できるので、節税しながら強固な経営基盤づくりが可能となります。
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【問い合わせ先】
中小企業基盤整備機構 共済相談室 電話:050−5541−7171
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★中小企業ビジネス支援ポータルサイト「J-Net21」★
◆中小企業者と農林漁業者が連携し、相互の経営資源を活用して、新商品や新
サービス、新たな需要を生み出す「農商工連携」。その概要や支援の内容、支
援のスキームを解説するほか、先進的な取組を選定した「農商工連携88選」
や関連する施策情報の紹介などを随時、情報発信する「農商工連携パーク」を
開設しました。
「J-Net21」は、農林漁業と商業・工業のビジネス連携を応援します!
【J-Net21】
http://j-net21.smrj.go.jp/
【J-Net21農商工連携パーク】
http://j-net21.smrj.go.jp/expand/noshoko/index.html
【問い合わせ先】中小企業基盤整備機構 広報統括室 広報課(J-Net21)
http://j-net21.smrj.go.jp/common/mail.html
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★皆様からのご質問、ご意見、ご感想をお待ちしています★
◎中小企業施策に関するご質問、当メルマガへのご意見、ご感想などがござい
ましたら、下記のアドレスへどうぞ!
chusho-netmagazine@meti.go.jp
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★中小企業関係機関リンク集★
http://www.chusho.meti.go.jp/link/index.html
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に引用することが可能です。ご不明な点は上記の編集局までお問い合せ下さい。
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