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e−中小企業ネットマガジン

2006.3.29/e−中小企業庁&ネットワーク推進協議会
           中小企業庁/中小企業基盤整備機構

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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ Vol.0224/2006.3.29 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

☆★☆巻頭コラム☆★☆

      倒れた父のために作った酢卵が全国で大評判に

◆平成15年の鳥インフルエンザの影響を受けて鶏卵業の業況が悪化する中、
「卵だけでは難局を乗り越えられない」と積極的な商品開発に取り組む企業が
ある。それが栃木県那須烏山市にある有限会社南那須鶏卵(濱田正社長)だ。

◆父の病気を治した酢卵
健康に強い関心を持つ濱田社長は、古くから民間薬として使われてきた酢卵に
着目し、オリジナル酢卵の開発に向けて日夜研究に取り組んでいた。そんなあ
る日、濱田社長の父親が、突然、脳溢血で倒れ寝たきりとなってしまった。開
発した酢卵を寝たきりの父親に2年間飲ませ続けた結果、病状は奇跡的に回復
し起きあがれるようになった。この出来事が濱田社長に大きな自信を与えた。

◆研究の場であるインキュベーション
とはいえ、酢卵は独特の臭気と苦味があるだけでなく、強酸のため消化器を傷
めやすいという問題があった。こうした問題を解決するために研究の場として
利用したのが地元の烏山商工会が運営しているベンチャープラザ烏山である。
また、同商工会の経営指導員を通じて紹介された宇都宮大学と産学官連携が実
現したことで、飲みやすい酢卵が完成したのである。

◆全国展開に向けて
こうして開発した商品を、平成16年秋に池袋で開催された「全国むらおこし
展(全国商工会連合会主催)」で初披露した。消費者の全国的な反響が自信と
なり、平成17年秋に東京ビッグサイトで開催された「東京インターナショナ
ルギフトショー」に出展した。この展示会でも当初の予想を上回るバイヤーか
らの引き合いを受けた。

◆経営革新支援法の認定
全国へ展開するには信用力をアップさせる必要があると経営指導員の指摘を受
け、平成16年に同社はこの酢卵の販路拡大と生産体制の確立をテーマに経営
革新支援法(現:中小企業新事業活動促進法)の認定を受けた。また、平成
17年12月には、烏骨鶏鶏卵とキビ酢を原料とする栄養機能食品の開発をテ
ーマに新連携の認証を受けた。一鶏卵業の生き残り策を超えた動きとしても注
目したい。(編集子)
 
◇◆◇◆◇◆ラジオ番組「大沢悠里のにっぽん元気カンパニー」◇◆◇◆◇◆
         (放送時間などに変更があります!!)

  4月より一部放送局、曜日、時間等の変更がありますので、下記のURLに
てご確認ください。引き続きご愛聴を!!
http://www.smrj.go.jp/kikou/info/radio/007866.html

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★☆★今週のトピックス★☆★

1.情報セキュリティ対策の取組状況をチェックできるベンチマークシステム
  のご案内
2.「直方校見学会」の参加者募集
3.「企業未来!チャレンジ21」の新作放映のお知らせ
4.「光協会マンスリーセミナー」の開催
5.財団法人機械振興協会「第4回(平成18年度)新機械振興賞」の募集

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1.情報セキュリティ対策の取組状況をチェックできるベンチマークシステム
  のご案内

◆独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のウェブサイトでは、セキュリティ対策
の取組状況を確認できるセルフチェックシステム「情報セキュリティ対策ベンチ
マークシステム」を公開しています。今までは専門の調査会社等にセキュリティ
対策の取組状況の分析を依頼する必要がありましたが、本システムを利用するこ
により、自社で診断を行うことができ、今後取り組むべき対策を確認できます。
利用は無料で、簡単な質問に答えるだけで診断結果が得られます。セキュリティ
対策の向上にご活用ください。詳しくは以下をご覧ください。
https://isec.ipa.go.jp/benchmark-new/
 [問い合わせ先]
  独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター
  電話:03−5978−7527


2.「直方校見学会」の参加者募集

◆中小企業大学校直方校では、標記の見学会を4月7日と8日に同校(福岡県
直方市)で開催します。オープンキャンパスと称して、同校の研修環境を直接
ご覧になれるほか、人材育成支援アドバイザーによるセミナー、平成18年度
の研修説明、人材教育に係る相談会を行います。参加は無料。事前予約の方法
等詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.smrj.go.jp/inst/nogata/form/012118.html
[問い合わせ先]
  中小企業基盤整備機構 中小企業大学校 直方校
  電話:0949−28−1144


3.「企業未来!チャレンジ21」の新作放映のお知らせ

◆中小機構では、標記のWeb番組の新作2本を、J−Net21上で放映し
ております。同番組は、中小企業等が直面している課題に積極的に取り組んで
いる事例を、メインキャスターの志垣太郎さんが現地レポートするものです。
今回の新作は、宮崎県日向市にて街づくりとパティオを活かした店づくりに取
り組む「ひゅうが十街区」の事例と「豊岡鞄」として地域ブランドの確立に取
り組んでいる兵庫県豊岡市の兵庫県鞄工業組合の事例です。番組は以下をご覧
下さい。
http://j-net21.smrj.go.jp/info/mirai/index.html
[問い合わせ先]
  中小企業基盤整備機構 広報室 広報課
  電話:03−5470−1515


4.「光協会マンスリーセミナー」の開催

◆財団法人光産業技術振興協会では、標記のセミナーを5月16日に同協会
(東京都文京区)で開催します。「なぜ今デミングなのか」と題し、組織再生
のためのマネジメントとしてのデミング哲学について、成功事例を交えながら
わかりやすく解説します。定員は70名(先着順)。参加料は、一般2千5百
円、同協会賛助会員1千円。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.oitda.or.jp/main/monthly-j.html
[問い合わせ先]
  財団法人光産業技術振興協会
  電話:03−5225−6431


5.財団法人機械振興協会「第4回(平成18年度)新機械振興賞」の募集

◆財団法人機械振興協会(会長 豊田章一郎 東京都港区芝公園3−5−8)
では、優秀な研究開発を行い、その成果を実用化することによって、わが国機
械工業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関及び研究開発担
当者を表彰しています。
 このたび、平成18年度第4回新機械振興賞の受賞候補者を募集します。詳
しくは以下をご覧ください。
http://www.tri.jspmi.or.jp/prize/
[問い合わせ先]
  財団法人機械振興協会 技術研究所 技術協力センター 技術情報室
  新機械振興賞担当 岡野
  電話:0424−75−1168(4月29日より042-475-1168)


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

「中小企業倒産防止共済制度」の愛称募集中!!
http://www.smrj.go.jp/tkyosai/aisho/index.html

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☆☆調査・研究レポート等☆☆

○中小企業知的資産経営研究会中間報告書(3月24日発表)
http://www.meti.go.jp/press/20060324002/20060324002.html

○海外事業活動基本調査速報(平成17年調査/3月27日発表)
http://www.meti.go.jp/statistics/data/h2c4topj.html

○中小企業景況調査(2006年3月調査:3月29日発表)(中小企業金融公庫)
http://www.jasme.go.jp/jpn/result/keikyoyouyaku.pdf

○官公需発注情報(全国中小企業団体中央会)(更新日:3月29日)
http://www2.chuokai.or.jp/hacchu.asp

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☆☆セレクト地域通信☆☆

■三重■
★中小企業・ベンチャー企業の知的財産創造支援のための平成18年度知的財
産創造担当プロジェクト・マネージャーの募集

  財団法人三重県産業支援センターでは、平成18年度から中小・ベンチャー
企業に対して、知的財産創造についてのコーディネート人材の育成や、企業の
技術開発における特許ニーズとシーズのマッチングなどのコーディネート活動
を実施するため知的財産創造担当プロジェクト・マネージャーを募集します。
募集人数は1名で、募集期間は4月17日(月)まで(申請書必着)です。
応募資格等詳しくは以下をご覧ください。
http://miesc.or.jp/
[問い合わせ先]
   財団法人三重県産業支援センター新産業振興チーム
   電話:059−228−3585


■大阪■
★新事業開発を目指す研究会「市場創造型ビジネスモデル劇場」の開講

  大阪商工会議所では、中堅・中小企業経営者の新規事業開発を目指す研究会
「市場創造型ビジネスモル劇場」を開講します。最大12名までの少人数体制
で、年間6回の講座・演習を通じ、中堅・中小企業の事業革新モデルを学び、
1年後に自社の新事業創出につなげることを目指します。参加資格は大阪商工
会議所会員企業の代表者またはそれに準じる方。会費は有料です。
  開講に先立ち、4月13日午後5時から大阪商工会議所会議室にて事前説明
会を開催します。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.osaka.cci.or.jp/b/ssbm/index.html
[問い合わせ先]
   大阪商工会議所 ベンチャー振興担当 
   電話:06−6944−6403


★第6回バイオビジネスコンペJAPANの開催

  バイオビジネスコンペJAPAN実行委員会(大阪府、大阪商工会議所等の9団体
で構成)では、我が国バイオ産業の振興、研究シーズの産業化をはかるため、
「バイオビジネスコンペJAPAN」を実施しております。
  この度、4月17日(月)、千里ライフサイエンスセンター5階ライフホール
(大阪府豊中市)にて標記コンペを開催します。併せて、独立行政法人医薬基盤
研究所の山西弘一氏(理事長)によるご講演「独立行政法人医薬基盤研究所の現
状と今後の事業展開について」と、サントリー株式会社の田中隆治氏(顧問・技
術監)によるご講演「サントリー株式会社におけるバイオテクノロジーの軌跡」
を実施します。定員は350人(先着申込順)で、参加費は無料。詳しくは以下
をご覧ください。
http://mic.e-osaka.ne.jp/biocompe/
[問い合わせ先]
   バイオビジネスコンペJAPAN実行委員会事務局 
   (大阪商工会議所 経済産業部 ライフサイエンス振興担当内)
   電話:06−6944−6484


■香川■
★「平成18年度香川県研究開発型提案型企業転換促進補助金(指定業種枠)及
び香川県先端技術産業創出・集積促進支援事業費補助金」の募集

  香川県では、「ものづくり」企業のうち、環境変化への構造的な対応が急務
となっている指定業種に属する企業が行う新製品開発等の支援や、糖質バイオ
やナノテク分野で新分野展開を図る県内外の企業の研究開発を支援するため、
平成18年度も下記の補助金を募集します。
1.香川県研究開発型・提案型企業転換促進補助金(指定業種枠)
2.香川県先端技術産業創出・集積促進支援事業費補助金
  (県外企業も補助対象となる場合があります。)
応募要領等詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.pref.kagawa.jp/pubsys/cgi/contents_view.cgi?cd=14154
http://www.pref.kagawa.jp/pubsys/cgi/contents_view.cgi?cd=14153
[問い合わせ先]
   香川県 商工労働部 産業政策課 糖質バイオクラスターグループ
   電話:087−832−3352(直通)

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★☆お役立ち情報☆★

○中小企業庁ホームページ
http://www.chusho.meti.go.jp/index.html
○電子相談窓口(経営上のご相談はこちらから)
http://www.chusho.meti.go.jp/soudan/sodan.html
○中小公庫の融資制度の概要(中小企業金融公庫)
http://www.jasme.go.jp/jpn/bussiness/index_a.html
○商工中金の特別貸付のご案内(商工組合中央金庫)
http://www.shokochukin.go.jp/sho21h01.html
○国民公庫の融資制度の概要(国民生活金融公庫)
http://www.kokukin.go.jp/

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◆ 中小企業ビジネス支援ポータルサイト 「J−Net21」◆
http://j-net21.smrj.go.jp/

「成功の秘訣は施策活用にあり」有名なアノ企業も、中小機構の施策をうまく
活用して成長しています。誰でも活用できる施策情報「ジェイネットコラム」
第7テーマは、中小企業の「人づくり」をサポートする中小企業大学校。
第4回は、東京校の特長ある研修「プロジェクトで取り組む、工場改革!」を
ご紹介するとともに、今まで見ることのできなかった東京校の施設や研修の雰
囲気を、たくさんの「写真つき」でお伝えいたします。
http://j-net21.smrj.go.jp/column/support/07/04.html

【ジェイネット・コラム】
http://j-net21.smrj.go.jp/column/support/
【問い合わせ先】中小企業基盤整備機構 広報室 広報課(J−Net21)
E-mail:info@j-net21.jp

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