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e−中小企業ネットマガジン
2004.12.15/e−中小企業庁&ネットワーク推進協議会
中小企業庁/中小企業基盤整備機構
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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ Vol.0160/2004.12.15∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
小さな市場を掘り起こして“商売”をつくる個性派企業
◆「社内の会議で景気の話は禁句。経済成長率が景気指標であることは分かっ
ているが、我が社の商売にはつながらない。大事なのは自分の力で新しい商品
や事業をつくっていくという考え方だ」と力説するのは、独特の感覚でヒット
商品を生み、独自のビジネス分野を切り開いてきた健康用具メーカーのフット
マーク(株)(東京都墨田区、従業員82人)の磯部社長。
◆同社の創業は昭和21年。赤ちゃんのおむつカバーや学童用リュックサック
の製造・販売を主力としてきたが、おむつカバーは夏場には売れず、昭和60
年代に入って、紙おむつが普及すると経営はピンチに陥った。そこで考案した
のが学童用水泳帽。おむつカバーの製造技術と実績のある学童市場に根ざした
新商品である。それが当たった。いまでは、帽子の色分けによる学童管理とプ
ールの衛生管理の必需品として学校のプールに広がり、国内シェアは50%を
占め、“足跡”ブランドの知名度も全国区となった。
◆水泳帽市場をがっちり確保した同社だが、少子化が進行すれば「学童用だけ
ではおむつカバーの二の舞になりかねない」と、視点を変えた製品開発に注力
した。泳ぐより水中運動を望む声に応える「浮く水着」、肌を見せない「アク
アスーツ」、さらに介護に係る用品類がその目玉商品。狙い目は中高齢者や主
婦層。ニーズをこまめに発掘して独自の市場を切り開く製品群だ。
◆同社の戦略は「1/1の視点」だという。顧客一人一人の声を経営の原点に
据え、小さな声の背後に潜在需要があると考えて製品開発に当たる。隠れたニ
ーズを掘り起こして独自の市場を創出していくわけだが、対象市場はきわめて
ニッチ。そのために、ファブレス(工場を持たない)にして製造は海外へ委託
し、通販雑誌やテレビショッピングを活用して、営業費用を最小化するといっ
た工夫をしているのも特徴。
◆ニッチ市場ではあるが、消費者の必需品が主体の商売だから不況にも強い。
同社がそうした製品開発に拍車をかけたのは、経営危機がきっかけだった。そ
の瀬戸際の状態から、「モノづくりでなく、商売をつくる」という個性的経営
スタイルを身に付けた。ここに景気変動の影響を受けない中小企業の自立経営
の一例を見る!(編集子)
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国民生活金融公庫からのお知らせ
◆「財団法人 国民公庫」、「共立国民公庫」と名乗る者のほか、公庫名をかた
った業者、公庫と類似した名称、酷似したマーク等を利用した業者による融資
の勧誘、借入金の一括返済要求などにご注意ください!
詳しくは以下をご覧ください。
http://www.kokukin.go.jp/pfcj/topicreditcenter.html
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☆☆今週のトピックス☆☆
1. 人にやさしいものづくり 講座「人間生活工学」の開催
2. 電子・情報技術ワークショップ 2004「情報家電関連の技術動向と研究開
発課題」の開催
3.「タイ投資セミナー」(東京・名古屋・広島)の開催
4.「ビジネスマッチングサポートプラザ in 北海道2005」ビジネスプラ
ンの募集
5. 第1回広州逆見本市〜2005日系自動車メーカー部品調達展示商談会(広州)
の出展募集
6.「情報通信・ベンチャービジネスプラン発表会」の発表者・展示者の募集
7. 日本・メキシコ経済連携協定(EPA)に基づく特定(恵)原産地証明書発
給に関する説明会
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1.人にやさしいものづくり 講座「人間生活工学」の開催
◆経済産業省では、ユニバーサルデザインに象徴されるような「人にやさしい
ものづくり」を推進しています。(社)人間生活工学研究センターでは企業の
商品企画、設計、開発、デザイン等に携わる方々の技術力向上を目的とした講
座を開設しています。1月は「生活と労働の場の人間工学トータルデザイン」
(1/19)、「イノベーションのためのデザインプロセス」(1/24-25演習付)
を開催する予定です。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.hql.jp/gpd/jpn/www/sym/2004edu/kouza2004-index.htm
[問い合わせ先]
(社)人間生活工学研究センター 企画部 高橋、和田
電話:06−6221−1658 E-mail:grpedu@hql.jp
2.電子・情報技術ワークショップ 2004「情報家電関連の技術動向と研究開
発課題」の開催
◆新エネルギー・産業技術総合開発機構では、平成17年度の新たな電子・情
報技術関連の研究開発テーマとして、高機能システムディスプレイ、情報家電
向けミドルウェアやアプリケーションチップの開発を実施することを計画して
おり、それに先立ち、当該分野に関連する専門家の方を中心として、幅広く意
見を求めることを目的としたワークショップを12月21・22日にパシフィ
コ横浜において開催いたします。参加費は無料。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.nedo.go.jp/informations/other/161202_1/161202_1.html
[問い合わせ先]
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)電子・情報技術開発部
電話:044−520−5210
3.「タイ投資セミナー」の開催(東京・名古屋・広島)
◆タイ国大使館経済投資事務所(BOI東京事務所)、国際機関日本アセアン
センターでは、来年1月から標記セミナーを開催します。このセミナーは、自
動車部品、電気電子部品、金型・金属部品の各産業に焦点をあて、タイ国での
生産拠点の設立を促すものです。1月は自動車部品産業で、18日に東京都千
代田区、19日に名古屋市中区、20日に広島市中区でそれぞれ行いますので
ご参加ください。参加費は無料。詳しくは以下をご覧ください。
http://j-net21.smrj.go.jp/special/thai.doc
[問い合わせ先]
タイBOI東京事務所
電話:03―3582―1806
4.「ビジネスマッチングサポートプラザ in 北海道2005」ビジネスプラ
ンの募集
◆中小機構北海道支部では、来年2月8日(火)にすみれホテル(札幌市中央
区)で標記催事を開催します。これは販路開拓をめざす食品関連事業者のビジ
ネスプラン発表会で商談コーナーも設けます。現在、発表するビジネスプラン
を募集中。参加費は無料。募集数は6社。応募締切りは12月20日(月)。
詳しくは以下をご覧ください。
http://www.smrj.go.jp/ventureplaza/hokkaido/000709.html
[問い合わせ先]
ベンチャープラザ事務局((株)電通北海道内)
電話:011―214―5144
5.第1回広州逆見本市〜2005日系自動車メーカー部品調達展示商談会(広州)
の出展募集
◆ジェトロでは、日系企業の部品・材料調達活動を支援するため、来年3月8
日〜10日の3日間、広州市経済委員会との協力により、日系自動車関連メー
カーの進出が進む広東省広州市において、標記商談会を開催します。この商談
会は、出展企業が自社の製品・部品を展示して部品調達先を探す、逆見本市で
す。出展募集の締切は、12月24日。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.jetro.go.jp/events/tradefair/20041201164-event
[問い合わせ先]
ジェトロ海外見本市課
電話:03−3582−5576
6.「情報通信・ベンチャービジネスプラン発表会」の発表者・展示者の募集
◆情報通信ベンチャー支援センターでは、来年2月16日にルポール麹町(東
京都千代田区)で開催予定の上記発表会におけるビジネスプランの発表企業及
び製品・サービス展示企業を募集しております。情報通信分野のベンチャーま
たは創業を目指している方で、事業計画を持ち、資金調達・技術提携・市場開
拓等に関するマッチングを望んでいる方は是非ご参加ください。応募締切は、
12月22日12時必着。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.venture.nict.go.jp/event/bp/info050216a.html
[問い合わせ先]
独立行政法人情報通信研究機構情報通信ベンチャー支援センター事務局
電子メール:event3@venture.nict.go.jp
7.日本・メキシコ経済連携協定(EPA)に基づく特定(恵)原産地証明書発
給に関する説明会
◆日本とメキシコが本年9月に締結した経済連携協定(来年4月に発効予定)
により、両国原産品の輸入関税が減免されることになりますが、この措置を受
けるには、「特定(恵)原産地証明書」が必要になります。東商では、12月
24日に、本協定及び原産地証明法、証明書の申請・発給手続きに関する説明
会を東商ホールで開催します。参加費は無料。詳しくは以下をご覧ください。
http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-2081.html
[問い合わせ先]
東京商工会議所証明センター
電話:03−3283−7610
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「なんでも相談ホットライン」のテレビCMを12月23日まで放映中!
◆「なんでも相談ホットライン」は、全国一律、0570−009111
に電話(有料)すると、最寄りの全国8か所の中小企業・ベンチャー総合支援
センターの専門家が電話に出て、中小企業の方々が経営や資金の悩みを気軽に
相談できるワンストップ・サービスの窓口です。
◆今回のCMも中小企業施策のイメージキャラクターの小泉真里さんが明るい
笑顔でお知らせします。期間中は、中小機構のHPでもご覧いただけます。
http://www.smrj.go.jp/kikou/info/001111.html
◆お問い合せは、中小機構の広報課へ(電話:03―5470―1515)
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■政府広報■
○12月14日〜12月19日の間に、読売、朝日、毎日、産経、各種ブロッ
ク紙に、”始まりました。「証券化」による無担保融資”という「証券化」を
活用した無担保の資金調達に関する政府広報記事(約100字)が掲載されます。
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☆☆セレクト地域通信☆☆
■京都■
○「ポストゲノム時代」−学研都市のバイオ研究者と京都で語ろう!
〜平成16年度第3回関西文化学術研究都市出張ゼミナールのご案内〜
日時:12月21日(火)17:30〜20:00<講師・参加者との交流会含む>
場所:京都商工会議所
内容:「ポストゲノム時代の大腸菌の役割」についての講演。講師は奈良
先端科学技術大学院大学 遺伝子教育研究センターの森浩禎教授。
定員:30名、参加費:1,000円(交流会費含む・当日申し受けます)
http://www.kyo.or.jp/kyoto/
[問い合わせ先]
京都商工会議所 産業振興部(山本、西田)
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☆☆調査・研究レポート等☆☆
○全国小企業月次動向調査(2004年12月。12月14日発表)
改善傾向続くなか、一部に弱い動きみられる小企業の業種
(国民生活金融公庫)
http://www.kokukin.go.jp/
○産業構造審議会 知的財産政策部会 商標制度小委員会報告書「地域ブラン
ドの保護について」(案)に対する意見募集(12月13日発表)
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/iken/local_brand.htm
○鉱工業生産・出荷・在庫指数確報(10月分。12月13日発表)
http://www.meti.go.jp/statistics/data/h200001j.html
○商業販売統計確報(10月分。12月13日発表)
http://www.meti.go.jp/statistics/data/h2s1010j.html
○緊急円高調査の結果(12月10日発表)
http://www.meti.go.jp/press/20041210001/20041210001.html
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◆中小企業向けポータルサイト「J-Net21」
中小企業施策情報やイベント情報を毎日更新。「資金調達ナビ」や「経営自己
診断システム」などのツールも提供。「にぎわい広場」では売りたい情報・買
いたい情報などのPRスペースに約2万社が登録。利用・登録は無料です。
【J-Net21】(URLが上記に変更になりました。)
http://j-net21.smrj.go.jp/
【初めて利用される方へ】
http://j-net21.smrj.go.jp/visitor.html
★「J-Net21」でRSS配信サービスを開始!★
RSS配信サービスは、あらかじめ登録しておけば、ホームページの更新情報
が、更新の都度、更新された部分だけ自動的に配信されるもので、自分からア
クセスしなくても、情報がタイムリーに入手できます。
http://j-net21.smrj.go.jp/rss/index.html
[問い合わせ先]
中小企業基盤整備機構 調査広報部 広報課
電話:03―5470―1519
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☆☆お役立ち情報☆☆
○電子相談窓口(経営上のご相談はこちらから)
http://www.chusho.meti.go.jp/e_chusho/sodan.html
○官公需発注情報(全国中小企業団体中央会)(更新日:12月15日)
http://www2.chuokai.or.jp/hacchu.asp
○中小公庫の融資制度の概要(中小企業金融公庫)
http://www.jasme.go.jp/jpn/bussiness/index_a.html
○商工中金の特別貸付のご案内(商工中金)
http://www.shokochukin.go.jp/sho21h01.html
○国民公庫の融資制度の概要(国民生活金融公庫)
http://www.kokukin.go.jp/
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◎「e−中小企業ネットマガジン」に掲載されている情報については、諸事情
により内容が変更、終了しているケースもあり得ますので、必ず直接詳細を確
認のうえ、ご利用願います。
◎「e−中小企業ネットマガジン」の購読料は無料です。登録は下記のアドレ
スから簡単に出来ます。
http://www.chusho.meti.go.jp/e_maga/
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