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e−中小企業ネットマガジン

2004.12.1/e−中小企業庁&ネットワーク推進協議会
           中小企業庁/中小企業基盤整備機構

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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ Vol.0158/2004.12.1∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

    未知の分野に挑戦してNo1を実現した医療器具メーカー

◆人命に関わる医療器具の分野で評価を得るのは並大抵のことではないが、「
心臓疾患で若死にした娘の遺志を受け継いで一から医療技術を学んだ。その必
死の開発心が画期的な救命器具の誕生に結び付いた」と語るのは、心筋梗塞な
どの救命治療に使われるカテーテルのトップ企業(株)東海メディカルプロダ
クツ(愛知県春日井市、従業員80人)の筒井社長。

◆カテーテルとは、体外から血管などに直接挿入し、診断や薬剤・栄養注入を
行うチューブの総称。同社はその専業メーカー。コレステロールなどで詰まっ
た血管を風船で膨らませて血液の流れを元に戻すバルーンカテーテルを自社開
発した。それが心筋梗塞などの手術や救命治療に欠かせない用具として使用さ
れ、現在では国内シェア約40%を持つほどになった。

◆製品開発のきっかけは、不治の病の娘を救いたいという一念。もともと家業
の樹脂加工会社を引き継いだ筒井社長は、医療分野とは全くの門外漢だったが、
娘さんの先天的な心臓疾患が判明してから、自ら人工心臓の研究に取り組む決
心をし、昭和56年に同社を設立した。しかし、その熱意が成就して自社製品
が日の目をみるまで約10年の積み重ねを要したという。

◆当時、日本で使われていたカテーテルはすべて外国製品だった。日本人には
サイズが大きいため合併症を起こしやすく、小型化するには非常に高度な技術
が必要といわれていた。平成元年、同社はついに大学病院などとの共同で初の
国産カテーテルを完成した。それは日本人の体型にフィットし、強度もあって
血管内にも挿入しやすいという画期的なもので、これまで3万人以上の命がこ
のバルーンカテーテルによって救われたとの実績がある。

◆国産化をバックアップした産学連携と、長期間の開発を支援した公的資金も
“夢の実現”に重要な役割を果たしているが、「未知の分野に挑戦して成功し
たのは、闘志だけではない。周囲にあるすべての資源を1点に集中したことに
ある」との体験訓が強く耳に残る!(編集子)

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☆☆今週のトピックス☆☆

1. 下請取引の適正化等に係る「通達文書」の発出
2. 新潟県中越地震による災害に係る激甚災害の政令指定等について
3. 台風23号による災害に係る激甚災害の政令指定等について
4. 環境総合展「エコプロダクツ2004」及び「環境コミュニティ・ビジネ
  スセミナー」の開催
5. 第5回NICT起業家経営塾「成長企業のための知的財産戦略」の開催
6.「中国・台湾における知的財産の保護セミナー」の開催 
7. 情報モラル啓発セミナー「情報社会で企業が問われる社会的責任」の開催
8. 入門・株式公開セミナー「今から知っておきたい公開準備の実務」の開催
9.「株式公開サポートセミナー2004」の開催(中国地方)
10.「大学発ベンチャー等創出・支援セミナー&マッチング会」の開催

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1.下請取引の適正化等に係る「通達文書」の発出

◆11月29日、経済産業大臣及び公正取引委員会委員長は連名で、親事業者
による下請事業者に対する不当なしわよせ等が生ずることのないよう、親事業
者約2万2千7百社及び約6百の関係事業者団に対し、下請代金支払遅延等防
止法の厳守の徹底を要請するとともに、同大臣及び主務大臣の連名で、下請中
小企業振興法に基づく振興基準を周知し下請事業者への配慮を行うよう、約6
百の関係事業者団体に要請しました。詳しくは下記をご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/torihiki/041129shitauke_torihikitekiseika.htm
[問い合わせ先]
中小企業庁事業環境部取引課(若井、山田(正)、金澤)
電 話:03−3501−1511(内線5291〜7)
 

2.新潟県中越地震による災害に係る激甚災害の政令指定等について

◆新潟県中越地震により被害を受けた新潟県の中小企業に対し、激甚災害法等
に基づき、激甚災害以前に受けた小規模企業者等設備導入資金助成法による貸
付金の償還(支払)期間を2年を超えない範囲での延長、中小企業信用保険法
の特例、事業協同組合等の施設の災害復旧事業に対する補助、政府系中小企業
金融機関の災害復旧貸付の金利引き下げなどの支援措置が講じられます。詳し
くは以下をご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/antei/041126gekijin_niigata.htm
[問い合わせ先]
中小企業庁事業環境部企画課経営安定対策室(月舘、佐々木)
電話:03−3501−1511(内線5251)


3.台風23号による災害に係る激甚災害の政令指定等について

◆台風23号により被害を受けた京都府及び兵庫県の中小企業に対し、激甚災
害法などに基づき、激甚災害以前に受けた小規模企業者等設備導入資金助成法
による貸付金の償還(支払)期間の2年を超えない範囲での延長、中小企業信
用保険法の特例、政府系中小企業金融機関の災害復旧貸付の金利引き下げなど
の支援措置が講じられます。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/antei/041126gekijin_taifuu23.htm
[問い合わせ先]
中小企業庁事業環境部企画課経営安定対策室(月舘、佐々木)
電話:03−3501−1511(内線5251)


4.環境総合展「エコプロダクツ2004」及び「環境コミュニティ・ビジネ
スセミナー」の開催

◆経済産業省では、12月9日〜11日まで東京ビッグサイトで開催される標
記の日本最大級の環境総合展(経済産業省後援)の併設セミナーとして、12
月11日に、環境とコミュニティ・ビジネスに関する様々な課題を解決するた
めの標記セミナーを開催します。企業、NPO、市民団体等が連携して、環境
に配慮したまちづくりを行っている全国各地の団体が活動内容を発表します。
入場は無料ですので是非ご参加ください。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.meti.go.jp/policy/eco_business/community/ecopro2004.html
[問い合わせ先]
経済産業省 環境調和産業推進室
電話:03−3501−1679(直通)


5.第5回NICT起業家経営塾「成長企業のための知的財産戦略」の開催

◆情報通信研究機構(NICT)では、情報通信分野のベンチャー企業経営者
及び今後の創業を目指す方等を対象に「起業家経営塾」を開催しており、第5
回目の12月7日は、霞ヶ関ビル(東京都千代田区)において、企業価値向上
と資金調達力強化のために、どのような知財経営が望ましいかということを中
堅・ベンチャー企業に精通した講師がお伝えしてまいります。詳しくは以下を
ご覧ください。
http://www.venture.nict.go.jp/event/kigyo/info041207.html
[問い合わせ先]
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)
情報通信振興部門 情報通信ベンチャー支援センター事務局
電話:03−3769−6815  event2@venture.nict.go.jp


6.「中国・台湾における知的財産の保護セミナー」の開催

◆ジェトロでは、特許庁の委託事業として、12月7日に東京の全日空ホテル、
12月9日に大阪のヒルトンホテルにおいて、標記セミナーを開催します。中
国・台湾の知的財産の専門家による、模倣品や知的財産権の侵害への対策など
に関する講演、知的財産の侵害に対する企業の取組みの紹介、今後の知的財産
権問題に関するパネルディスカッションを行いますのでご参加ください。参加
費は無料。詳しくは以下をご覧ください。 
http://www.jetro.go.jp/events/seminar/20041120940-event
[問い合わせ先]
ジェトロ経済分析部 知的財産課 担当:黒須、野田
電話:03−3582−5198


7.情報モラル啓発セミナー「情報社会で企業が問われる社会的責任」の開催

◆中小企業庁、(財)ハイパーネットワーク社会研究所では、12月16日に
日本教育会館一ツ橋ホール(東京都千代田区)で標記セミナーを開催し、情報
社会において企業がより高い信頼を獲得して社会的責任をはたすために何をす
べきかについて各分野の有名講師がご説明します。これから個人情報保護や情
報セキュリティ対策に取り組む中小企業の方々は、是非ご参加ください。詳し
くは以下をご覧ください。
http://www.hyper.or.jp/moral/tokyo/index.html
[問い合わせ先]
財団法人ハイパーネットワーク社会研究所  担当:渡辺、青木、石井
電話:097−537−8180 http://www.hyper.or.jp/


8.入門・株式公開セミナー「今から知っておきたい公開準備の実務」の開催

◆東京商工会議所では、12月8日に東商ビル講堂において、標記セミナーを
開催します。「IPOとは何?」、「公開すると会社はどうなるの?」といっ
た疑問にやさしくお答えする連続セミナーの第3回の今回は、財務担当役員向
けの内容となっております。講師陣は、株式公開を実現した経営陣や実務の専
門家を招き、最新の情報を提供いたします。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.tokyo-cci.or.jp/venture/seminar/ipo_3.html
[問い合わせ先]
東京商工会議所中小企業相談センター
電話:03−3283−7593


9.「株式公開サポートセミナー2004」の開催(中国地方)

◆中小機構中国支部では(株)大阪証券取引所と共催で、12月3日に新光証
券広島支店(広島市中区)で標記セミナーを開催します。企業成長の手段とし
ての株式公開について講演と討論会で理解を深めていただきます。参加費は無
料。定員は30名(先着順)。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.smrj.go.jp/kikou/dbps_data/_material_/chushou/center/shikoku/pdf/1179041117.pdf
[問い合わせ先]
(株)大阪証券取引所 マーケティンググループ
電話:06―4706―0856


9.「大学発ベンチャー等創出・支援セミナー&マッチング会」の開催

◆関東経済産業局では、12月6日に学術総合センター(東京都千代田区)で
標記催事を開催します。大学の技術シーズを活用した成功事例の講演や企業が
抱える経営課題に関するマッチング会が行われます。参加費は無料。定員は、
60名(先着順)。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/internship/20041116uvsm.html
[問い合わせ先]
関東経済産業局 新規事業課 産学官連携推進室
電話:048―600―0276

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■政府広報■

○11月29日〜12月5日の間に、全国紙・各種ブロック紙・地方紙に、
「下請取引」をする事業者の皆様へ! という下請代金支払遅延等防止法
に関する政府広報記事(約100字)が掲載されます。 

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☆☆セレクト地域通信☆☆

■仙台■
○仙台インターネット推進研究会12月セミナー
「XOOPS(ズープス)で話題のBLOG「ブログ」を始めよう!

日時:12月10日 19:00〜21:00 
会場:仙台市市民活動サポートセンター セミナーホール
内容:XOOPSを利用するとHTML制作ソフトを使わずにホームページが作れ、電
子掲示板・電子商取引機能など会員制ポータルサイトを簡単に作成できます
募集人数:60名  受講料:1,000円
http://www.itsendai.com/slabo/seminar/list.cgi?seminar=sem20041114012553
[問い合わせ先]
仙台インターネット推進研究会
電話:022-214-6627

■栃木■
○産学官交流事業講演会 with 弦楽四重奏
「振り返れ!衣食住の素晴らしさ」−経営に・生活に生かす衣食住の知恵−

日時:12月9日 14:00〜16:00(講演会) 16:30〜17:30 ミニコンサート 
会場:とちぎ産業創造プラザ 多目的ホール
内容:たまにはちょっと立ち止まって右脳を刺激してみませんか!楽しいお話
とアットホームな音楽鑑賞会を企画しました
参加費:無料
http://www.tochigi-iin.or.jp/center/tudoi/yuubenotudoi/yuubenotudoi.htm
[問い合わせ先]
とちぎ産業交流センター 小林・鈴木
電話:028-670-2603

■神奈川■
○東海大学産学連携フェア2004

日時:12月8日 13:00〜17:00
場所:東海大学 湘南校舎17号館2階「ネクサスホール」他
内容:大学との連携をより現実的な研究開発手段の選択肢としていただく
ため、多くの研究テーマを展示、多くの研究者と接することができます
対象:神奈川県を中心とする中小企業経営者・技術者
http://www.tsc.u-tokai.ac.jp/pubhome/chizai/
[問い合わせ先]
(財)神奈川中小企業センター企業化支援部交流支援課
電話:045-633-5192

■京都■
○ものづくりベンチャー支援セミナー
成熟市場でなぜ売れる?〜顧客満足(CS)志向の洗濯機開発〜

日時:12月2日 14:00〜16:00 
会場:京都産業プラザ5F研修室
内容:元三洋電機(株)の森田宏文氏に、普及率約100%の洗濯機をいかに買っ
てもらえる商品としてきたのか、「CS」をキーワードに語っていただきます
定員:70名(先着順) 参加費:無料
http://www.mtc.pref.kyoto.jp/shinko/monosemi/sentakukisemi.htm
[問い合わせ先]
京都府中小企業総合センター産業支援部 産業振興課 宮本
電話:075-315-8622 

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☆☆調査・研究レポート等☆☆

○鉱工業生産・出荷・在庫指数速報平成16年10月分(11月30日発表)
http://www.meti.go.jp/statistics/data/h200001j.html

○商業販売統計速報 平成16年10月分(11月29日発表)
http://www.meti.go.jp/statistics/data/h2s1000j.html

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◆中小企業向けポータルサイト「J-Net21」

中小企業施策情報やイベント情報を毎日更新。「資金調達ナビ」や「経営自己
診断システム」などのツールも提供。「にぎわい広場」では売りたい情報・買
いたい情報などのPRスペースに約2万社が登録。利用・登録は無料です。
【J-Net21】http://j-net21.smrj.go.jp/
 (URLが上記に変更になりました。)
【初めて利用される方へ】http://j-net21.smrj.go.jp/visitor.html

★「J-Net21」でRSS配信サービスを開始!★

RSS配信サービスは、あらかじめ登録しておけば、ホームページの更新情報
が、更新の都度、更新された部分だけ自動的に配信されるもので、自分からア
クセスしなくても、情報がタイムリーに入手できます。
http://j-net21.smrj.go.jp/rss/index.html
[問い合わせ先]
中小企業基盤整備機構 調査広報部 広報課
電話:03―5470―1519
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☆☆お役立ち情報☆☆

○電子相談窓口(経営上のご相談はこちらから)
http://www.chusho.meti.go.jp/e_chusho/sodan.html
○官公需発注情報(全国中小企業団体中央会)(更新日:12月1日)
http://www2.chuokai.or.jp/hacchu.asp
○中小公庫の融資制度の概要(中小企業金融公庫)
http://www.jasme.go.jp/jpn/bussiness/index_a.html
○商工中金の特別貸付のご案内(商工中金)
http://www.shokochukin.go.jp/sho21h01.html
○国民公庫の融資制度の概要(国民生活金融公庫)
http://www.kokukin.go.jp/

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◎「e−中小企業ネットマガジン」に掲載されている情報については、諸事情
により内容が変更、終了しているケースもあり得ますので、必ず直接詳細を確
認のうえ、ご利用願います。

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スから簡単に出来ます。
http://www.chusho.meti.go.jp/e_maga/

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のアドレス(中小企業庁広報室内:中小企業ネットマガジン編集局)あて電子
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E-mail: chusho-netmagazine@meti.go.jp
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