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e−中小企業ネットマガジン
2004.3.10/e−中小企業庁&ネットワーク推進協議会
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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ Vol.0122/2004.3.10∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
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伝統産業が生んだ異端のパイオニアたち!
◆東海道は名古屋の有松。「絞り」で名をはせる400年の歴史と伝統を持つ
産地である。ここに「有松は着物の絞りで有名だが、インテリアとかエクステ
リアとか、住・生活空間へは充分に攻め込んでいない。やり方次第で新境地が
開ける。未来は明るい」と、伝統技術の再活性化に熱き抱負を語るリーダーが
いる。「(有)シボリドットコム有松」(名古屋市、従業員3名)の永井社長で
ある。
◆旧東海道宿で売られた「有松絞り」は、綿布に施された粋な文様として、全
国の粋人に愛されてきた。その技は職人たちの手から手へと受け継がれ、近年
では、布を絞ることによって創り出された立体形状を持つ布が、海外の多くの
デザイナーたちから高い評価を得ているという。
◆しかし、国の伝統的工芸品に指定されている「有松絞り」も、歴史の長さだ
けでは明るい展望は開けない。そこで、産地・有松の将来に強い関心を持つ有
志3人が、「絞りの新境地を切り開き、産地の元気を取り戻そう」と、200
1年4月、空家だった日本家屋を利用して「シボリドットコム有松」を設立し
た。その有志こそ、もともとはお米屋さんの永井社長、有松の「絞り作家」、
問屋と職人を結び付けてきた「絞り型職人」の、現従業員トリオである。
◆絞りの新分野を開拓するため、先ずはインテリア・エクステリアの分野との
コラボレートに取り組んだ。同社は、タペストリーやリネン系のハウスウエア
としての布に絞りを使った他、ガラスを絞るという技術を使ったインテリア照
明や、コンクリートに絞りの技法を用いて、アートな外壁材としての提案など
も行っている。従来の固定観念を取り払い、新たな分野に進出する旺盛なチャ
レンジ精神がここにある。
◆伝統的工芸品産業は、とかく伝統に縛られがちである。このため、同社は芸
術系学校の学生とも積極的に交流し、常に斬新な発想を求め、現代生活にマッ
チした商品開発に挑んでいる。有松駅前の歩道橋の欄干部分にも同社の製品が
採用されており、「これをきっかけに販路を開拓したい」としている。
◆名古屋地域は、今、中部国際空港や愛知万博など、大きなうねりが来ている。
永井社長は「有松絞りは愛知を代表する伝統技術。新空港や万博の関連施設で
の採用を目指したい」と、伝統の新生に大きな夢を膨らませている。(編集子)
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☆☆今週のトピックス☆☆
1.高病原性鳥インフルエンザ発生による関連中小企業者対策について
2.中小企業再生支援協議会の全体状況等について
3.起業家経営塾「成長企業のための知的財産戦略」の開催(追加開催)
4.「中小企業等特許先行技術調査支援事業」に関する調査事業者の募集
5.「アイデアデータベース」の公開について
6.「ナノテクノロジー総合シンポジウム(JAPAN NANO 2004)」の開催
7.「nano tech 2004」の開催
8.「ベンチャー・インキュベーションinUSA」第12次募集
9.平成16年度「省エネルギー支援策の公募及び公募説明会」について
10.「起業家輩出支援事業」に関する補助金交付先の公募
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1.高病原性鳥インフルエンザ発生による関連中小企業者対策について
◆経済産業省は、3月3日、農林水産省から、国内での3例目の高病原性鳥イ
ンフルエンザ発生に伴い、全国的に鶏肉・鶏卵やその加工品の取引関係に影響
が生じ始めているとして、関連中小企業者対策の実施について要請があったこ
とを踏まえ、同日、関連中小企業者に対する支援措置を講じることとし、関係
機関に指示しました。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/antei/040304tori_inful.htm
[問い合わせ先]
□中小企業庁 経営安定対策室
電話:03−3501−1511(内線5251〜5)
2.中小企業再生支援協議会の全体状況等について
◆中小企業庁は、3月4日、昨年から各都道府県に設置し、活動が活発化して
いる中小企業再生支援協議会において、68企業の再生計画の策定支援が完了
したことを発表しました。
合わせて、新たに静岡と茨城で設立される予定の地域中小企業再生ファンド
に対し、中小企業総合事業団の出資が内定したことを発表しました。
詳しくは以下をご覧下さい。
○中小企業再生支援協議会の全体状況
http://www.chusho.meti.go.jp/saisei/040304kyougikai_jyokyo.htm
○中小企業総合事業団による静岡及び茨城の中小企業再生ファンドへの出資内
定
http://www.chusho.meti.go.jp/saisei/040304saisei_fund.htm
[問い合わせ先]
□中小企業庁 経営支援課
電話:03−3501−1511(内線5331〜8)
3.起業家経営塾「成長企業のための知的財産戦略」の開催(追加開催)
◆通信・放送機構(TAO)では、情報通信分野におけるベンチャー企業経営
者及び今後創業を目指す方を対象に「起業家経営塾」を開催しているところで
すが、3月17日(水)は、「知的財産戦略」による企業価値の向上と資金調
達力の強化について解説します。
開催場所は、中央青山監査法人(東京都千代田区)。参加は無料ですが事前
の申込が必要。参加申込期限は3月16日(火)(定員は50名程度)。
詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.venture.tao.go.jp/topics/info040317.html
[問い合わせ先]
□通信・放送機構(TAO) 情報通信ベンチャー支援センター事務局
電話:03−3769−6815
E−Mail:event2@venture.tao.go.jp
4.「中小企業等特許先行技術調査支援事業」に関する調査事業者の募集
◆特許庁では、平成16年度から中小企業・個人の特許出願人に対して先行技
術の調査を支援する「中小企業等特許先行技術調査支援事業」を開始する予定
ですが、事業開始にあたり、この調査事業を実施する「先行技術調査事業者」
の募集を行っています。
この事業は、中小企業・個人の特許出願人に対して先行技術調査を支援する
ことで、審査請求を行うか否かの判断材料を提供し、出願人が特許性の乏しい
出願の場合に審査請求を行わないことで、無駄な審査請求料金の負担を軽減出
来るようにすることを目的としたものです。
事業者の募集期限は4月16日(金)。募集開始にあたり、事業実施概要、
事業者選定基準等の詳細についての説明会を、3月17日(水)と22日(月)
に特許庁(東京都千代田区)で開催します。参加には事前の申込が必要。
詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/koubo/koubo/senkou_tyousa_koubo.htm
[問い合わせ先]
□特許庁 総務課 特許戦略企画班
電話:03−3581−1101(内戦2103)
5.「アイデアデータベース」の公開について
◆独立行政法人工業所有権総合情報館では、「アイデアデータベース」サービ
スを開始しました。
このサービスは、「特許流通データベース」に登録済みの開放特許を対象に、
「その特許を活用して何ができるのか?」、「どこで使えるのか?」などの事
業構築のヒントや可能性についてやさしく解説したものです。
下記ホームページアドレスにアクセスして、自分のアイデアの実現可能性に
ついて調べてみませんか?
詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/idea_database/index.html
[問い合わせ先]
□独立行政法人工業所有権総合情報館 情報流通部
電話:03−3580−6949
6.「ナノテクノロジー総合シンポジウム(JAPAN NANO 2004)」の開催
◆文部科学省ナノテクノロジー総合支援プロジェクトセンターでは、我が国産
学官の研究者への情報提供等の支援と分野を超えた研究交流を積極的に推進す
るため、3月15日(月)から17日(水)まで、東京ビッグサイト(東京都
江東区有明)で、「第2回ナノテクノロジー総合シンポジウム(JAPAN
NANO
2004)」を開催します。
本シンポジウムでは、(独)理化学研究所の野依良治理事長による基調講演、
名城大学の飯島澄男教授による特別講演を始め、ナノテクノロジー研究の第一
線で活躍する研究者による招待講演により、我が国最先端のナノテクノロジー
研究開発の状況をオーバービューします。
参加は無料ですが事前の申込が必要。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.nanonet.go.jp/japanese/event/index_notice.html
[問い合わせ先]
□文部科学省 ナノテクノロジー総合支援プロジェクトセンター
電話:03−5404−3280
7.「nano tech 2004」の開催
◆nano tech実行委員会では、3月17日(水)から19日(金)ま
での3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で、ナノテクノロジーに
関する総合展・技術会議「nano tech 2004」を開催します。
このイベントでは、課題とされているナノテクのシーズとニーズを明確化す
ることで、産学の開発・実用化状況を明らかにし、産業促進を図るとともに、
特に技術のあるベンチャー企業のビジネス・チャンス創出の場を提供します。
入場はwebサイトを通じて事前登録すれば無料。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.ics-inc.co.jp/nanotech/index.html
[問い合わせ先]
□nano tech 実行委員会事務局
電話:03−3219−3567
8.「ベンチャー・インキュベーションinUSA」第12次募集
◆独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)では、「ベンチャーインキュベー
ションinUSA」の第12次募集を行っています。
これは、ハイテク分野のベンチャー企業(設立予定を含む)を対象に、米国
のインキュベーターへの入居を支援するもので、審査に合格すると米国インキ
ュベーターへの入居のほか、入居費、アドバイザーのコンサルティング費用な
どを、最長1年間、ジェトロが負担します。
募集期限は3月31日(水)。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www3.jetro.go.jp/ma/tigergate/venture/bi/bi.html
[問い合わせ先]
□日本貿易振興機構 産業交流課
電話:03−3582−4631
9.平成16年度「省エネルギー支援策の公募及び公募説明会」について
◆独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、省エ
ネルギーの普及促進を図る事業のうち、「エネルギー使用合理化事業者支援事
業」他の公募を開始します。
「エネルギー使用合理化事業者支援事業」は、事業者が計画した総合的な省
エネへの取り組みであって、省エネルギー効果が高く、費用対効果が優れてい
ると認められるものに係る設備導入費等について補助を行うものです。
公募期間は3月18日(木)から5月10日(月)まで。
公募開始にあたり、3月18日(木)から26日(金)まで、全国10ヶ所
で公募説明会を開催します(参加申込不要。また、説明会参加は応募の必要条
件ではありません)。
なお、本事業の実施は、平成16年度予算が国会で成立することが前提とな
ります。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/160227_3/160227_3.html
[問い合わせ先]
□新エネルギー・産業技術総合開発機構 省エネルギー技術開発部
電話:044−520−5280
10.「起業家輩出支援事業」に関する補助金交付先の公募
◆経済産業省では、この度、「起業家輩出支援事業」に関する補助金交付先の
公募を開始しました。
この事業は、起業促進の観点から、起業家の裾野を拡大し、実際の挑戦を後
押しする事業を実施する民間団体等について、広く一般公募を行うものです。
公募期限は3月16日(火)。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/information/data/c40304aj.html
[問い合わせ先]
□経済産業省 新規産業室 「起業家輩出支援事業」公募担当
電話:03−3501−1511(内線2661〜5)
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■■テレビ放送■■
●「企業未来!」(中小企業庁/中小企業総合事業団)
◆番組概要:着物をリサイクルすることにより、女性の心を見事につかみ、新
たな着物需要を掘り起こした呉服問屋「東京山喜(株)」(東京都中央区)を
訪ね、同社の経営戦略を通じてビジネスのヒントを探る。
◆ビジネスHOT情報:「中小企業大学校」のご案内
http://www.jasmec.go.jp/information/kigyoumirai/week/index.html
☆3月13日(土)
・テレビ東京(12ch)∞∞∞朝6:30〜6:45
・テレビ大阪(19ch)∞∞∞朝6:45〜7:00
・テレビせとうち(23ch)∞朝6:45〜7:00
☆3月14日(日)
・テレビ北海道(17ch)∞∞朝6:45〜7:00
・仙台放送(12ch)∞∞∞∞朝6:15〜6:30
・テレビ愛知(25ch)∞∞∞朝6:30〜6:45
・中国放送(4ch)∞∞∞∞∞朝6:00〜6:15
・TVQ九州放送(19ch)∞∞朝6:45〜7:00
・沖縄テレビ(8ch)∞∞∞∞朝6:15〜6:30
☆3月15日(月)
・BSジャパン(BS7ch)∞夜18:00〜18:30
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☆☆セレクト地域通信☆☆
■北海道■
○「IT活用で変わる企業経営〜IT活用型経営革新モデル事業成果発表会〜」
(3月17日(水)、北海道ホテル「ポロシリの間」(帯広市)。参加は無料で
すが事前の申込が必要(先着50名))(北海道経済産業局他)
http://www.hkd.meti.go.jp/hokim/h14it_modeljigyo/index.htm
■関東・甲信越■
○セミナー「コミュニティビジネス、NPOとものづくり企業による新しい連
携の可能性について」(3月17日(水)、さいたま新都心合同庁舎1号館1
2階共用会議室12(埼玉県さいたま市)。参加には事前の申込が必要(先着
80名))(広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会/関東経済産業局)
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/community/data/040317monotirashi.pdf
○サービス産業振興シンポジウム「新たなサービス産業創出による地域づく
り!」(3月24日(水)、つくば国際会議場300中ホール(茨城県つくば
市)。参加は無料ですが事前の申込が必要(先着230名))(茨城県、つくば
市他)
http://dnd.rieti.go.jp/0304.pdf
○「にいがたコミュニティビジネス・シンポジウム」(3月23日(火)、だ
いしホール(新潟県新潟市)。参加は無料ですが事前の申込が必要(先着27
0名))(関東経済産業局/新潟商工会議所)
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/community/data/040323niigatatirasi.pdf
○講演会「中国を中心とする東アジアの消費市場と日本企業の対応」(3月1
6日(火)、諏訪合同庁舎5階501号会議室(長野県諏訪市)。参加は無料
ですが事前の申込が必要。参加申込期限は3月12日(金))(ジェトロ諏訪
支所)
http://db.kashiyo.co.jp/emp-bin/eh_writer/jetro/new01.html?88
■中国■
○サブマネージャー募集((財)やまぐち産業振興財団のサブマネージャー募
集。募集人数は1名。任期は5月上旬から平成17年3月31日まで(以降1
年毎の更新)。募集期限は3月31日(水))((財)やまぐち産業振興財団)
http://www.joho-yamaguchi.or.jp/yipf/ysbsc/smbosyu.htm
■九州■
○平成16年度「健康サービス産業創出支援事業」説明会(3月24日(水)、
九州経済産業局第2・3会議室(福岡県福岡市)。参加には事前の申込が必要。
参加申込期限は3月19日(金)(先着60名))(九州経済産業局)
http://www.kyushu.meti.go.jp/web/16_2_27_ryutu/16_2_27.htm
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☆☆調査・研究レポート等☆☆
○「平成15年度異業種ネットワークに関する実態調査報告書」(中小企業総
合事業団)
http://www.jasmec.go.jp/venture/report_h15/index.html
○中小公庫レポート「産学連携・公設試験研究機関等を活用した開発型中小企
業の戦略」(2004年2月)(中小企業金融公庫)
http://www.jfs.go.jp/jpn/result/c2_0302.html
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◎◎施策資料等紹介コーナー◎◎
「売掛債権担保融資保証制度ユーザーマニュアル(平成16年2月版)」等
http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/urikake_index.htm
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☆☆J−Net21「新着情報」コーナー☆☆
http://j-net21.jasmec.go.jp/mailmag/mailmag.html
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☆☆お役立ち情報☆☆
○電子相談窓口(経営上のご相談はこちらから)
http://www.chusho.meti.go.jp/e_chusho/sodan.html
○官公需発注情報(全国中小企業団体中央会)(更新日:3月10日)
http://www2.chuokai.or.jp/hacchu.asp
○ITイベントカレンダー(各地のセミナー、フェアはここでチェック!)
http://www.chusho.meti.go.jp/e_chusho/event_cal.html
○中小公庫の融資制度の概要(中小企業金融公庫)
http://www.jfs.go.jp/jpn/bussiness/index_a.html
○商工中金の特別貸付のご案内(商工中金)
http://www.shokochukin.go.jp/sho21h01.html
○国民公庫の融資制度の概要(国民生活金融公庫)
http://www.kokukin.go.jp/
○J−Net21(中小企業ビジネス支援検索サイト)
http://j-net21.jasmec.go.jp/index.html
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