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       ■■  編集&発行=e−中小企業庁&ネットワーク推進協議会
           http://www.chusho.meti.go.jp/e_chusho/index.html
                    中小企業庁/中小企業基盤整備機構

□━━━━━━━━━━━Vol.493/2011. 8.17━━━━━━━━━━━━━□

<今週のインデックス>

★巻頭コラム★「レストランを持つ納豆専門店」

★こんにちは!中小企業庁です★
  「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」
  「被災中小企業施設・設備整備支援事業」など

★今週のトピックス★
【全国向け】1.「平成23年度中小企業活路開拓調査・実現化事業
         (補助金)」の3次募集
                    
【東北地域】2.「がんばろう宮古!復興支援講演会」の開催

【関東地域】3.復興支援企画「元気!つなごう結(ゆい)の力」の開催
       4.セミナー「震災後の企業ブランドの在り方」の開催
       5.「事業承継フォーラム2011」の開催
       6.第91回かわさきデザインフォーラムの開催

【近畿地域】7.特別講演会「長寿国にっぽんを目指して」の開催
       8.合同展示商談会「関西三都ビジネスフェア」の開催

★支援機関ニュース★
  「中小企業施策普及紙『中小企業振興』8月15日号の発行」など

★編集後記★

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               ★巻頭コラム★       
           「レストランを持つ納豆専門店」

◆納豆製造は大きく二極化している。大量生産で低価格を目指す場合と高級ブ
ランドを目指す場合。たとえ、高級品は作れたとしても、現実的に、多くの
メーカーは量産型に傾いていく傾向がある。一方、老舗店などは、伝統のこだ
わりがある。双方とも強みと弱みを併せ持っていると言える。

◆納豆製造業の奥野食品(株)(三重県松阪市:奥野敦哉代表取締役)はその
両方を手掛ける異色の会社。納豆といえば甘納豆のイメージしかなかった地域
に、東京で納豆屋をしていた親戚から作り方を学んだ。松阪、伊勢、津市を中
心に行商から始めその後、三重県内で「東京納豆」というブランド名の納豆が
食卓で広く親しまれるようになった。

◆昭和25年、祖母が、戦死した祖父に代わって家族を支えるために創業。父親
が会社化し、今は長男である3代目の奥野敦哉社長が舵を取る。同氏は東京で
大学生活を送っている時から、地元でしかできないこだわり納豆を作りたいと
思っていた。卒業後、東京のコーヒー店で働きながら方々の納豆関連業者の現
場を見て歩いた。

◆実家に帰って間もなく、三重県の旧宮川村のナチュラルウオーター「森の番
人」で仕込み、ワラでパックした「自然水納豆森の番人」を開発。これは当時、
小粒の大豆と安価が主流の納豆業界の動きの逆を行く商品。大粒の大豆とワラ
の包装で値段がやや高い。同社の東京納豆が大衆向けならこれは高級納豆。こ
の両方の路線を行き、納豆に関することには何でも挑戦する「納豆専門店」の
原点となった。しかも同社は三重県産など100%国産大豆を創業以来使う。

◆工場内にレストランを作り松阪モロヘイヤ納豆、伊勢ひじき納豆など三重の
地納豆や「これが納豆?!」と思われるような創作納豆のほか、納豆ようかん
といった納豆スイーツなどを置く。消費者の反応で納豆の活用方法をさらに探
る。製造現場の見学コースや直売所も敷地内に設けた。また国の地域資源活用
支援事業の認定を受け、地元の資源を活用した商品開発をさらに進める。これ
らはすべて「納豆の新しい挑戦」、「納豆に関するすべてをやりたい」(奥野
社長)。同社のアグレッシブな取り組みに注目したい。(編集子)

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          ★こんにちは! 中小企業庁です!★

         ☆☆☆今週のトップニュース☆☆☆

◆「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」及び「被災中小企業施設・
設備整備支援事業」の募集開始

被災した中小企業などの施設・設備の復旧・整備に係る補助事業及び貸付事業
について、関係機関から募集を行います。

1.中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業

岩手県、宮城県、福島県、茨城県において、補助金交付に必要となる「復興事
業計画」の認定について、募集を行います。

(事業概要)
被災地域の中小企業等のグループが復興事業計画を作成し、地域経済・雇用に
重要な役割を果たすものとして県から認定を受けた場合に、施設・設備の復
旧・整備に対して国が1/2、県が1/4を補助します。

(募集期間予定)
岩手県、宮城県、福島県 9月5日(月)〜22日(木)
茨城県         9月6日(火)〜22日(木)

2.被災中小企業施設・設備整備支援事業

青森県、岩手県、宮城県の各受付機関において、貸付事業に係る募集を行いま
す。※福島県においても、本貸付制度の創設を準備中。

(事業概要)
東日本大震災により被害を受けた中小企業者等が、施設・設備の整備を行う場合
に、(独)中小機構及び県が財源を負担し、県の第三セクターを通じて長期・無
利子の貸付を行います。

(貸付対象者)
(1)中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業の認定を受けた復興事業計画
    に記載されている被災中小企業者
(2)施設復旧事業を行う商工会・都道府県商工会連合会・商工会議所
(3)中小機構が整備する仮設工場、事業場等に入居する中小企業者

(受付開始日)
8月24日(水)

詳しくは以下サイトをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/earthquake2011/110815EqFukkouKaishi.html
……………………………………………………………………………………………
◆平成23年度知的財産権制度説明会(初心者向け)の開催

特許庁、各地の経済産業局では、これから知的財産権を学びたい方、企業にお
いて新しく知財部門に配属された方などを対象に、制度を分かりやすく解説す
る説明会を開催します。
 
[日程・場所]7月〜9月に全国47都道府県で開催
       (サイトにて御確認ください)
        13:30〜17:00(各会場共通)
[参加費]無料
日程 http://www.jpo2011.jp/8.html
申込み方法など http://www.jpo.go.jp/torikumi/ibento/ibento2/beginner.htm
……………………………………………………………………………………………
◆平成24年度「中小企業者に関する国等の契約の方針」作成に向けての意見
  募集

国では、中小企業者の受注の機会の増大を図るため、毎年度、「中小企業者に
関する国等の契約の方針」を閣議決定しています。

現在、平成24年度の本方針の作成に向けての参考とするため、意見募集を行っ
ています。
[募集期限]9月15日(木)

(なお、提出していただいた御意見に対し個別に回答はいたしかねますので、
予め御了承願います。)
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2011/110816KuniKeiyakuBoshu.htm
……………………………………………………………………………………………
          ☆☆☆今週の主なニュース☆☆☆

◆二重債務問題への対応に関する岩手県との「基本合意」

岩手県と経済産業省は、二重債務問題への対応に関する基本的な事項について
合意しました。

詳しくは、以下サイトをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/earthquake2011/110808wloan.htm
……………………………………………………………………………………………
◆「節電行動計画」の登録のお願い

政府では、節電への取り組みを実施されている企業、事業者の方に、節電行動
計画の登録・公表をお願いしています。

政府の節電ポータルサイト「節電.go.jp」において、作成から登録・公表まで
行っていただけます。複数の事業所・支社の登録も一括で行うことができます。 
http://jigyo.setsuden.go.jp/

公表いただいた企業・事業者の方は、事業所名が入ったステッカーが出力でき
ますので節電の取り組みの周知にご活用ください。 
 
節電に関するお問い合わせは、専用ダイヤル 0570-064-443
(土日祝日含む 9:00〜17:00)をご利用ください。
……………………………………………………………………………………………
◆規模別製造工業生産指数(中小企業製造工業生産指数)6月分確報

平成23年6月分確報値を公表いたしました。詳細は、以下のサイトをご覧くだ
さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/kibobetu/index.htm
……………………………………………………………………………………………
◆中小企業庁HPに「東日本大震災関連情報」特設サイトを開設中

被災された中小企業の皆さんなどに関連する様々な情報をタイムリーにお知ら
せします。是非ご活用下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/earthquake2011/index.html
……………………………………………………………………………………………
◆携帯用サイト「モバイル中小企業庁」

「東日本大震災」関連情報を検索しやすくするとともに、特別相談窓口の電話
番号を掲載し、直接電話ができるようにしています。
iモードなどの震災関連情報からもアクセスできます。是非ご活用ください。
http://chusho.mjmk.jp/
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★今週のトピックス★

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◆◆◆全国向け◆◆◆

1.「平成23年度中小企業活路開拓調査・実現化事業(補助金)」の3次募集
                    
◆全国中小企業団体中央会では、新たな展開など単独では困難なテーマについ
て、組合などの連携組織が共同して取り組む事業に対して支援を行います。現
在、以下の3事業について実施団体の募集を行っています。

(1)中小企業組合等活路開拓事業(展示会等出展事業を含む)
(2)組合等情報ネットワークシステム等開発事業
(3)連合会(全国組合)等研修事業

[募集期限]9月2日(金)まで

8月25日(木)に東京にて、募集説明会を行います。
(申込み締切り:8月22日(月))
http://www.chuokai.or.jp/josei/h23k-oubo3.html

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◆◆◆東北地域◆◆◆

2.「がんばろう宮古!復興支援講演会」の開催

◆中小企業大学校仙台校では、「つらい時、笑顔が一番」と題し、阪神大震災
を経験した関西企業による講演会を開催します。

[日時]9月2日(金)14:30〜16:00
[場所]宮古ホテル沢田屋(岩手県宮古市)
[参加費]無料 [定員]50名
http://www.smrj.go.jp/inst/sendai/about/061345.html

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◆◆◆関東地域◆◆◆

3.復興支援企画「元気!つなごう結(ゆい)の力」の開催

◆中小機構では、東日本大震災からの復興に向けて頑張っている中小企業の産
品、工芸品など逸品を集めた「展示即売会」を開催します。また、新規の取引
を目指す企業を対象としたバイヤー向け「商談会」を開催します。

[日時]9月3日(土)〜4日(日)10:00〜17:00
[場所]東京国際フォーラム展示ホール(東京都千代田区)
[参加費(入場料)]無料
http://yuinochikara.smrj.go.jp/index.html
……………………………………………………………………………………………
4.中小機構虎ノ門セミナー「震災後の企業ブランドの在り方」の開催

◆中小機構では、震災後の消費者心理と今後の企業のあり方から、企業ブラン
ドについて学ぶセミナーを開催します。

[日時]9月8日(木)14:00〜16:40
[場所]中小機構本部(東京都港区)
[参加費]無料 [定員]60名(申し込み先着順)
http://www.smrj.go.jp/jinzai/tokutei/061733.html
……………………………………………………………………………………………
5.「事業承継フォーラム2011」の開催

◆中小機構では、事業承継の大切さを学び、事業承継計画の具体的な作成方法
について演習し、さらに相談会も併せて行うフォーラムを開催します。

[日時]9月16日(金)13:00〜18:00
[場所]ベルサール九段(東京都千代田区)
[参加費]無料 [定員]200名(申し込み先着順)
http://jigyoshokei2011.smrj.go.jp/
……………………………………………………………………………………………
6.第91回かわさきデザインフォーラムの開催

◆川崎市では、デザイナーとの関係など、中小企業がBtoCネット直販に挑ん
だ「モノづくり」現場を紹介するフォーラムを開催します。

[日時]9月6日(火)15:30〜17:00(交流会17:00〜18:00)
[場所]川崎市産業振興会館(川崎市幸区)
[参加費]無料(交流会1,000円) [定員]70名(申込み先着順)
http://www.kawasaki-net.ne.jp/design/kdf/annai.htm

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◆◆◆近畿地域◆◆◆

7.特別講演会「長寿国にっぽんを目指して」の開催

◆NPO法人「産業人OBネット」では、貝原前兵庫県知事を招いて、企業で
長年培った経験と知識を持ち、中小企業を支えているOB人材について考える講
演会を開催します。

[日時]9月14日(水)13:00〜15:00(懇親会15:30〜17:00)
[場所]兵庫県民会館(神戸市中央区)
[参加費]無料(但し、懇親会は3,000円)
[定員]講演会 300名、懇親会150名(先着順)
http://www.sanobnet.jp/kouen/
……………………………………………………………………………………………
8.合同展示商談会「関西三都ビジネスフェア」の開催

◆北河内産フェア運営委員会、八尾市産業博開催実行委員会などでは、大阪、
兵庫、京都のモノづくり企業などが結集し、高度な技術、優れた製品を一堂に
公開する合同展示商談会を開催します。ビジネスマッチングコーナー、専門家
による経営相談コーナー、東北地域物産PRコーナーなども設置しています。

[日程]9月21日(水)、22日(木)
     一日目 10:00〜17:00 二日目 10:00〜16:00
[場所]マイドームおおさか(大阪市中央区)
[参加費(入場料)]無料
[出展社数]193社・団体
http://www.kansai-santo.com

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★支援機関ニュース★

◆中小企業施策普及紙『中小企業振興』8月15日号の発行(中小機構)

「2011年度版中小企業白書《下》」「OSE(大阪証券取引所)−JASDAQ
フォーラム開催」「中小機構・仮説店舗など施設整備を迅速化」「目指せ!
海外展開《3》マルイチニット〜中国」「震災復興イベント、セミナー」ほか
中小企業施策情報満載。
http://www.smrj.go.jp/kikou/info/shinko/index.html
……………………………………………………………………………………………
◆中小企業ビジネス支援サイト【J-Net21】
「ビジネスQ&A」は、経営者のよくある課題・悩みを、Q&A形式で解決。
資金、人事・労務、営業など分野別にわかりやすく紹介しています。
http://j-net21.smrj.go.jp/well/qa/index.html
……………………………………………………………………………………………
◆中小企業関係機関リンク集
http://www.chusho.meti.go.jp/link/index.html

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              ★編集後記★

◆いつもe−中小企業ネットマガジンをご愛読いただきまして、どうもありが
とうございます。

甲子園球場では連日熱戦が続いています。たとえ記録に残らなくても、記憶に
とどめたい歴史の1ページが、ここにあります。

今から69年前、昭和17年の甲子園大会は「太平洋戦争のため中止」というのが
公式記録です。しかし、実際は開催されていました。

既に戦争に突入していましたが、当時の政府は、戦意高揚を目的に「大日本体
育会」を発足させ、野球を含む11種の競技を開催しました。開会式の場所は橿
原神宮。

16校が参加して行われた甲子園大会、注目を集めたのは平安中の富樫投手。一
回戦はノーヒットノーラン、二回戦は一安打完封でした。しかし、この時、肩
に激痛が走っていました。

実は、この大会、打者は投球をよけてはいけない、控え選手との交代も禁止で
した。これらは責任回避とされたのです。

平安中の準決勝は、試合途中に雨で再試合。準決勝と決勝は同じ日に行われる
ことになりました。その方が鍛錬になるとされたのです。
午前8時から行われた準決勝の広島商業戦は肩の痛みに耐えつつ、8対4で勝ち、
午後2時からの決勝戦に臨みます。

徳島商業との決勝は6対6で延長11回へ。11回表に平安は1点を勝ち越しますが、
その裏、富樫投手は押し出しで同点にされ、そして、次の打者にも2ストライ
ク3ボール。最後の力をふりしぼった6球目はストライクゾーンから外れ、つい
に力尽きました。この大会、勝っても負けても涙は許されませんでした。

記録されない大会となりましたが、当時の選手たちは、それでも「野球をやっ
ていて良かった」「甲子園に来られて良かった」と振り返っています。

終戦から11年後の昭和31年、平安高校が全国優勝を果たしました。その時、胴
上げされた監督は、あの時の富樫投手でした。とめどなく涙が溢れていました。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。(S.K.)

中小企業施策に関するご質問、当メルマガへのご意見、ご感想などがござい
ましたら、下記のアドレスへどうぞ! 
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により内容が変更、終了しているケースもあり得ますので、必ず詳細をご確認
のうえご利用願います。

◎本メールマガジン記載の巻頭コラムは、出典を明らかにして頂ければご自由
に引用することが可能です。ご不明な点は上記の編集局までお問い合せ下さい。

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